今川氏真、上杉輝虎に自身の駿河侵攻に合わせて信濃出征を要望する
急度啓達、駿州へ家康依出張仁、令同心、即向敵城候、累年申通之処、此節ニ候歟、自家康定委細雖可被申候、別而自分御合力、此時相極候、早々信州表へ御出馬、所希候、猶権現堂可有才覚候、恐々謹言、 七月十九日 宗誾 上杉殿 →戦国 …
急度啓達、駿州へ家康依出張仁、令同心、即向敵城候、累年申通之処、此節ニ候歟、自家康定委細雖可被申候、別而自分御合力、此時相極候、早々信州表へ御出馬、所希候、猶権現堂可有才覚候、恐々謹言、 七月十九日 宗誾 上杉殿 →戦国 …
2010年6月刊行なので、現時点では藤田達生氏の最新著作となる。その割に各書店で見かけることがなく、渋谷啓文堂にたまたまあったものを購入した。 最近の本能寺の変研究は、動機の追及を含めた黒幕探しが横行している。ただ、同じ …
過日、高野書店で『小田原市史 後北条氏1』を購入するため、10年ぶりに小田原へ行った。さすがに町並みも変わっており、昔日の面影はなかった。そこで、私が知っている1976~86年頃の小田原と比べた所感を残しておこうと思う。 …
態申遣候、抑今般世上之風波、各ゝ是非之言上無之候、不審候、縦対氏康者、恨繁多候共、累代之忠信云、非見除可被申候、仍長尾景虎越河、至于豆相武令出張候、二三代至取来弓矢之上、無是非次第候、然者氏康以外戚之好、対御当家、万乙景 …
国土変遷アーカイブにある写真には、終戦直後の鳴海城が写っている。大雑把にトレースすると以下のようになる。 北の成海神社から伸びてきた稜線が、扇川手前で崖を形成する。それが瑞泉寺から鳴海城にかけてのラインとな …
先日知り合いより、冷泉家主催の和歌についての講演会に誘われた。私が歴史好きなのを知っているので、打診してくれたようだ。しかし、残念ながら苦手なのである。クラシック音楽を聴くのと同じで、鑑賞すると猛烈な眠気が襲ってくる。生 …
信越川中嶋合戦之刻、北越之押抜群之事候間、依之永五拾貫文加増并腰刀一振被下置候条、被仰出候、仍而如件、 永禄四[辛酉]十月二日 中村大倉殿江 馬場美濃守 奉之 →神奈川県史 資料編3「武田家朱印状?写」(新編相模国風土記 …
2007(平成19)年のNHK大河ドラマが『風林火山』だったことから、数多の武田系書籍が刊行されたが、その殆どが真摯な実証よりは通説を重視した内容だった。 その中で、新書ながら異彩を放った本格派『武田信玄と勝頼―文書にみ …
大村家盛紀行文によると、彼は1日辺り8~9里(32~36km)歩いて旅行している。1日頑張るのであれば現代人でも可能だと思うが、備中国から武蔵国までこのような速度で移動するのは不可能だと思う。 とはいえ不可能だと思うのは …
禁制 右、当手之軍勢甲乙人等、於月行寺濫妨狼籍之事、若此旨至于違犯之輩者、可処罪科之状、依仰如件、 閏三月三日 時茂(花押) →「里見義弘禁制」(妙本寺文書) 右、こちらの軍勢と軍属が月行寺において暴行を行なうことについ …