地震関連

雉も鳴かずば……

2005(平成17)年7月23日に発生した千葉県北西部地震の少し前、13時30分頃より立川市内の空き地(国有地)で雉が異様な鳴き方を始めた。 そこはフェンスで囲われていて、その前年から雄の雉が早朝よく鳴いていた。だが、そ 雉も鳴かずば……

明応地震時の関係者年齢

1498(明応7)年、巨大地震が各地のライフラインを破壊した際、東海地方の大名はそれぞれ何歳だったかを列挙してみる。 伊勢家(伊豆国) 宗瑞42歳(黒田説)66歳の可能性もあり 氏綱11歳 今川家(駿河国) 氏親25歳 明応地震時の関係者年齢

『地震の日本史』を読んで

中公新書で割合気軽に入手できる(寒川旭著・2007年)。考古学のアプローチがメインで描かれており、先史時代から阪神・淡路大震災までを網羅している。液状化の痕跡は縄文時代の遺跡からも出てくるそうで、地割れで引き裂かれた住居 『地震の日本史』を読んで

地震随想

地震に関しての個人的体験を、何かの参考になる可能性もあると思い書き留めておく。   関東大震災 これは祖母に聞いた話。1923(大正12)年の9月1日、小田原の酒匂にいたという。たまたま、祖父とともに庭にいたと 地震随想

中世地震資料 その2

『地震と噴火の日本史』岩波新書・伊藤和明著。噴火系と、津波型、内陸直下型で区分けして解説している。文はかなり平明で判りやすいので、入門書になるかと思う。 明応地震については殆ど触れておらず、どちらかというと、江戸期以降の 中世地震資料 その2

中世地震資料 その1

『中世の巨大地震 』(歴史文化ライブラリー・矢田 俊文著)を読了。1498(明応7)年の地震が比較的詳しく書かれている。が、中世の震災は殆ど史料がないことが確認できただけだった。貞観の大地震はさておき、書状がある程度出て 中世地震資料 その1