中世地震資料 その2
『地震と噴火の日本史』岩波新書・伊藤和明著。噴火系と、津波型、内陸直下型で区分けして解説している。文はかなり平明で判りやすいので、入門書になるかと思う。 明応地震については殆ど触れておらず、どちらかというと、江戸期以降の …
『地震と噴火の日本史』岩波新書・伊藤和明著。噴火系と、津波型、内陸直下型で区分けして解説している。文はかなり平明で判りやすいので、入門書になるかと思う。 明応地震については殆ど触れておらず、どちらかというと、江戸期以降の …
山田のをのゝゝ馳走、めをおどろかしつ。宗碩は此ついで尾張へこえ、長阿は北地の旅行やうゝゝ雪になるべくおどろかれて、此十六日におもひたちぬ。雲津川、阿野の津のあなた、当国牟楯のさかひにて、里のかよひもたえたるやうなり。あな …
(九月)廿五日[戊午]、晴陰、(中略)伝聞、去月○[大]地震之日、伊勢・参河・駿河・伊豆、大浪打寄、海辺二三十町之民屋悉溺水、数千人没命、其外牛馬類不知其数云々、前代未聞事也、 →愛知県史 資料編10「後法興院記」 9 …
『中世の巨大地震 』(歴史文化ライブラリー・矢田 俊文著)を読了。1498(明応7)年の地震が比較的詳しく書かれている。が、中世の震災は殆ど史料がないことが確認できただけだった。貞観の大地震はさておき、書状がある程度出て …
まだ地名辞典も調べていない状況だが、ネットを調べて判ったことを覚書。 件の発電所ができる前は、塩田だったそうだ。その前は陸軍が1940(昭和15)年に突貫で作った磐城飛行場。さらにその前は起伏の緩やかな松山だったという。 …
2011年3月11日に発生した『東日本大震災』の死者数が増え続けている。過去の災害と比較してその要因を探ることができれば、今後の犠牲者は抑えられるかも知れない。そう思い至り、調査カテゴリに加えることにした。 一つ気になっ …
3月11日、東北を激震が襲った。その後凄まじい津波が東北太平洋岸を襲い、犠牲者は万を優に超えるという(3月15日現在)。同時に福島第一原子力発電所のメルトダウン、火力発電の修復もままならず、東京でも節電が叫ばれるようにな …
1991年に刊行された、中公新書・高橋崇著の1冊である。今でこそ厳密な史料第一主義の新書も増えてきたが、当時としては異色なほど史料にこだわっていた。安倍氏と清原氏という東北在地勢力と、関東・東海の武士団を率いた源頼義・義 …
後北条氏、布施佐渡守に蒲原城番での部隊召集を指示する 北条氏邦、野上の足軽衆に出動を命ずる
御館の乱を扱った書籍の刊行が相次いだのと、今川義元最期の次に1561(永禄4)年の憲政南進を扱おうと考えているため、上杉輝虎の関東管領継承を調べている。そこでよく目にするのが「上杉謙信(輝虎)は京公方、関東公方を敬ってい …