二都物語 下巻
読了して改めて思ったが、日本ではこの作品がディケンズの代表作になっているのが不思議だ。解説の中野好夫も書いているが、後期作品の割には『ご都合主義』に凝り固まっている感じ。マダム・ドファルジュの最期しかり、クランチャーの …
読了して改めて思ったが、日本ではこの作品がディケンズの代表作になっているのが不思議だ。解説の中野好夫も書いているが、後期作品の割には『ご都合主義』に凝り固まっている感じ。マダム・ドファルジュの最期しかり、クランチャーの …
去月廿六日、於大給城北沢水手、被官石原藤二郎・蜂谷又一郎・加納甚三・松平彦一・小者藤若、敵三人討捕之云々、誠以神妙之至也、弥可励忠節者也、仍如件、 天文廿一年 六月三日 義元(花押) 松平甚太郎殿 →静岡県史「今川義元感 …
去己酉年山口内蔵令同意、依可抽忠節造意現形、於尾州数ヶ所知行捨置馳来、其以来無足奉公、甚以忠節之至也、既安城陣之刻、以阿部大蔵、兄三左衛門尉跡職之内百貫文地、雖可出置之由申、一円彼跡職之知行可請取之由令遅延云云、然者、任 …
於去年高橋衆任兼約之旨、佐久間九郎左衛門切候、依其忠節、竹千代大浜之内藤井隼人名田之内五千疋、扶助之云々、抽粉骨之上者、永不可有相違者也、仍如件、 天文十九 十一月十三日 治部大輔 在判 天野孫七郎殿 →静岡県史「今川義 …
今度佐久間切候事、無比類候、然者兼約之事ニ候得者、藤井隼人名田之内を以為五拾貫文出置候、於末代不可有相違候、仍如件、 天文十八 十月廿七日 安部大蔵 在判 石河右近将監 在判 天野孫七郎殿 →静岡県史「石河右近将監・安部 …
北丹進退之事、越相一味申上者、有御赦免、可被懸御意候、此儀其方頼入存候、委細源三申入候、恐々謹言、 卯月廿七日 氏康 山吉孫次郎殿 →戦国遺文 後北条氏編「北条氏康書状写」 北丹(北条丹後守)の進退ですが、越後と相模が …
去廿四日寺部へ相動之刻、廣瀬人数為寺部合力馳合之処、岡崎并上野人数及一戦砌、弟甚尉最前ニ入鑓、粉骨無比類之処、当鉄炮令討死、因茲各重合鑓、遂粉骨之間、即敵令敗北之条、甚以忠節之至也、彼者事者、去辰年上野属味方刻、勝正同前 …
如来札、近年者遠路故、不申通候処、懇切ニ示給候、祝着候、仍三州之儀、駿州無相談、去年向彼国之起軍、安城者要害則時ニ被破破之由候、毎度御戦功、奇特候、殊岡崎之城自其国就相押候、駿州ニも今橋被致本意候、其以後、萬其国相違之刷 …
貴札拝見、本望之至候、近年者、遠路故不申入候、背本意存候、抑駿州此方間之義、預御尋候、先年雖遂一和候、自彼国疑心無止候、委細者、御使可申入候条、令省略候、可得御意候、恐々謹言、 天文十七 三月十一日 氏康 在判 織田弾正 …
参河国奥郡野田郷一円代官職之事、散田共ニ、 一就長沢在城、惣員数之内弐百五十貫文、為給恩可引取之事 付、此内五十貫文与五右衛門尉ニ宛行之、 一為不入申付上者、諸課役并吉田之原普請人足等停止之、長沢之城中普請無油断可申付 …