用所
「用所」の例を挙げてみる。 01)世間只今之義相替候間、用所不成事候 世間の現在の状況は変わってしまったので、『用所』もならないことです。 02)過半小田原之川へ引上而置、用所次第可乗出候 大半を小田原の川へ引き上げて配 …
「用所」の例を挙げてみる。 01)世間只今之義相替候間、用所不成事候 世間の現在の状況は変わってしまったので、『用所』もならないことです。 02)過半小田原之川へ引上而置、用所次第可乗出候 大半を小田原の川へ引き上げて配 …
新田証人上下貮人預ヶ被為置候、用所之義、町人一両人被相加、厳密ニ可致候、公用之義者、取越相調、重而以日記可申上、速ニ可被下者也、仍如件、 酉[虎朱印] 三月七日 大草左近大夫 奉 三嶋町 瀬古 →戦国遺文 後北条氏編「 …
瑞渓院殿の危篤と氏政の出馬延期の相関性を考えているが、天正10年の甲信侵攻作戦での氏政不出馬のケースともつながるように思えて興味深い。この時の氏政は天正3年の榎本攻略時より追い詰められていた。 氏直を主将とする「大手」は …
覚書:北条氏政、清水上野入道に、大方の病状を伝えるで謎として、氏政と清水上野入道の位置関係が不明であることを挙げた。 その後、上田案独斎・毛呂土佐守への氏政書状を見た。どちらも「太方」の病状について触れている。『後北条氏 …
Androidでの文字入力が楽過ぎて、古文書のテキスト化と解釈作成もPCから移行しつつある。旧字体の入力にしてもマイナーな字だとWindowsではマウスによる手書きになる訳だから、始めから手入力の方が早い。 とはいえ、A …
一札具披見候、去十九東金へ押詰、土気・東金両地郷村毎日悉打散候、諸軍ニ申付、敵之兵粮を苅取、今朝中一宮へ籠置候、此表者明隙候、此上之模様、諸老令談合、可落着候、西口無替儀由、令得其意候、恐々謹言、 八月廿八日 氏政(花押 …
一翰具令披見候、榎本本意先以大慶候、小山落居歴然候、随而息左衛門丞煩平癒之由、大慶候、働前候間、別而養性可為肝要候、恐々謹言、 追而太方煩長病ニ者、更ニ難治候、但、近日者、少見直候、折角可有推察候、 七月八日 氏政(花押 …
就太方様御煩、一翰祝着候、経年月極労候、更無頼候、雖然、於保養無由断候条、昨今少験気之分候、哀々取延度候、将又甲州無仕合之儀、無是非候、然共彼分国諸境目無異儀由候間、至于今日、当方迄之苦労ニ無之候、委曲期重説候、恐々謹言 …
文豪チャールズ・ディケンズは1812年2月7日にイギリスの軍港ポーツマスで誕生した。今日はその200回目の記念日なので、少し語ってみる。 彼は分冊形式で安く販売される連載小説の名手だった。英国史上初の大衆作家であり、勃興 …
以前石垣山城の位置について考察した際に、山王川を挟んで小田原城総構えの外側に存在する篠曲輪が隠し港ではないかと推測したことがある(遠過ぎる石垣山 その4)。その後アップした史料を調べていて、氏政が氏規に水軍の配置を指示 …