北条氏康、白川晴綱に、氏政家督相続の祝いを謝すとともに、上総国の新地の普請完了を伝える
芳翰披閲候、抑就当家督、息氏政直之態蒙仰候、殊太刀一腰、紅燭弐百挺、送給候、遠境与云、芳志此事候、何様御礼自是可申届候、就中、上総向久留里取立新地、普請悉出来之間、近日可納人数候、委曲岩本可申候、恐々謹言、 五月九日 氏 …
芳翰披閲候、抑就当家督、息氏政直之態蒙仰候、殊太刀一腰、紅燭弐百挺、送給候、遠境与云、芳志此事候、何様御礼自是可申届候、就中、上総向久留里取立新地、普請悉出来之間、近日可納人数候、委曲岩本可申候、恐々謹言、 五月九日 氏 …
覚 一百五拾三〆八百文 右分出所、箕輪ニ有之間、相違不可有之者也、 永禄三年 十二月八日 「氏政公御黒印」 清水六郎殿 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条氏政判物写」(群馬県高崎市 清水一岳所蔵) 覚書。 …
就忩劇、於寺中横合非分之儀申懸者有之者、註交名、玉縄善九郎所可被申断候、若至于惣緒之沙汰者、当府へ可承候、則可処罪科候、仍如件、 二月廿八日[虎朱印] 円覚寺 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条家虎朱印状」 …
風祭於法泉寺、不可致狼籍候、若横合非分之儀致有之者、則搦取、可申上者也、仍如件、 酉 三月十三日[虎朱印] 法泉寺 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条家朱印状」(小田原市 宝泉寺所蔵) 風祭の法泉寺にて、 …
たい三枚早ゝ相調、明日持来、南条代・大草代ニ可渡之、無沙汰付者、可為曲事旨、 被仰出者也、仍如件、 酉 三月卅日[虎朱印] 南条 奉之 小やわた 小代官 百姓中 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条家朱印 …
氏康(花押) 今度大事使申付候、涯分無相違可走廻候、然者、一廉可加扶助候、若於路次、身命致無曲候者、子を可引立候、仍状如件、 酉 壬三月十三日 氏政(花押) 高橋郷左衛門尉殿 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北 …
廿五日御状、廿八日未剋到着候、本納外曲輪敵乗取由注進候間、則氏政致出馬処、敵退散由方ゝ申来候、先以延引候、今度[則]刻有御出陣、後詰ノ行御催由辱候、息助五郎始遠山以下至船橋打出候間、乍定可申入候、何様自是可申入候、恐々謹 …
人足四十人指越候、役所きへ一向ぬるゝゝ馬もかけよせ、各来申候、度ゝ雖被仰出無沙汰ニ致候、為其一揆ニ普請道具を召寄、可為致由被仰付処、畢竟奉行人無沙汰故候、瓦つゝき堀切もわつか二間内之由申候、既役所儀をか様ニ致無沙汰候、曲 …
先日酒井入道ニ薩埵陣之刻、伝馬之御判ニも為無之、恒之御印判に而被下候、一廻物書誤か思、是非不申候、然ニ今度板倉ニ被下御印判も、伝馬を常之御印判ニ而被下候、御印判之事候間、無紛上、無相違候得共、兼日之御定令相違候間、一往其 …
越国衆出張之由候、此度抽忠信肝要候、然者、為証人、実子倉賀野へ可被越候、恐々謹言、 九月十五日 氏政(花押) 浦野中務丞殿 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条氏政書状写」(新編会津風土記六) 1560(永禄 …