12月の更新
12月1日からのエントリーでは、古文書のアップを優先する。これは2月に刊行予定の『戦国遺文 今川氏編2』によって今川氏関連文書が増える予想に備えるものであり、また、様々な論の展開に必要な文書を補充する目的もある。 いつも …
12月1日からのエントリーでは、古文書のアップを優先する。これは2月に刊行予定の『戦国遺文 今川氏編2』によって今川氏関連文書が増える予想に備えるものであり、また、様々な論の展開に必要な文書を補充する目的もある。 いつも …
態馳筆候、抑東国鉾楯無際限事、且云味方中労苦、且云万民無安堵思、旁以今年関東可討是非議定候、当月之事者、漸無余日候、何様来月者、必可越山候、定而甲相両軍茂可出張候間、以防戦一途可落着候、於勝利者無疑候、然者上武之間、何之 …
以前の書籍紹介で触れた内容とかぶるが、合わせて『戦国大名の日常生活』(講談社選書メチエ・笹本正治著)も説明してみよう。この書籍では、信虎に始まって、晴信・勝頼と至る戦国大名としての甲斐武田氏を活写している。 笹本氏の著作 …
2009(平成21)年のNHK大河ドラマ『天地人』で過剰な悪役演出をとられ、またWikipediaの記述も現在停止中となっている遠山康光について、その実像に近い情報を掲出してみたいと思う。 この氏族は、幕府奉公衆だった美 …
※本エントリは1998年と2010年の小田原を比較した個人的な覚書である。 前のエントリ「小田原1」の続き……。 幸田門を更に進む。ナック中村屋は外見そのままで健在にも思えるが、内部を見ていないので判らない。ここは古いデ …
『戦国大名の危機管理』(黒田基樹著・歴史文化ライブラリー)では、北条氏康がぎりぎりの状況で国を保っている姿が描かれている。飢饉と侵略をモチーフにした良書だが、ここでは若干異なる見地を試みようと思う。 政治とは、未来に向か …
小田原城内の樹木伐採で出てくるかも知れない遺構については、下記にある既存の事例が参考になるだろう。 『小田原市史 別編 城郭』(小笠原清編・小田原市)による推測 小田原城の始原(大森氏以前)は御前曲輪東にある異質な構造物 …
足軽勤来竝御免役の事 一足軽勤来業 一石垣築事 一石切事 一石持事 一土持事 一御城廻リ竹木持事 一矢普請の事 一足代抜事 一家根繕ひ事 一壁下地事 一濡椽■■事 一御城廻り風園仕事 一竹之節打事 一竹之輪曲事 一縄并竹 …
小田原城跡公園の本丸・二の丸の景観を江戸期のものにするプロジェクトが、小田原市とTBSの間で紛争となっている。TBS著作の番組『噂の!東京マガジン』内で、小田原市が予定している公園内樹木の伐採を揶揄する内容を放映したため …
尚以、急度御入洛義御馳走肝要候、委細為 上意、可被仰出候条、不能巨細候、 如仰未通候処ニ、 上意馳走被申付而示給、快然候、然而 御入洛事、即御請申上候、被得其意、御馳走肝要候事、 一、其国儀、可有御入魂旨、珍重候、弥被得 …