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究極の難文書 問題編

このサイトでも度々紹介した鴨川氏の『武田信玄と勝頼』では、1通の複雑な書状を巡る謎を追う中で、古文書の基本的な機能を語る手法を使っている。それにあやかる訳ではないが、先日後北条氏での究極の難文書と思えるものに出会った。そ …

『覚悟を見届ける』

古文書を読み出してからやたらとアップしている。何だかサイトがとっつきにくくなるし、衒学的な雰囲気で余り好ましくないと時折思う。ではあるのだが、古人の書状がまた無類に面白い。こればっかりは止められそうにない。 まず、戦国時 …

北条氏直、北条治部少輔の危篤に伴い、島津・伊丹・中条の3氏を番頭とする

治部少輔存命不定ニ相煩由候、只今境ヒ目ニ候間、於江城可養性候、彼番頭ニ定置候間、此状明日八日可為参着候、九日ニ必其地ハ打立、十日ニ関宿へ可打着候、定テ煩珍重ノ由候間、番渡彼是ノ儀、無届ノ儀可有之候、治部少輔同心・被官相談 …