北条氏照、徳川家康に戦線の概況を伝える
御札本望存候、如承意、去時分ハ以松庵蒙仰候、畏入候、其以来于今野州表在陣之間、是非不申達候、併背本意候、然而従江戸崎馬二疋被為牽上候歟、愚領之事、無相違馳走申候、委細御使口上相請候間、令省略候、恐々謹言、 十月九日 北条 …
御札本望存候、如承意、去時分ハ以松庵蒙仰候、畏入候、其以来于今野州表在陣之間、是非不申達候、併背本意候、然而従江戸崎馬二疋被為牽上候歟、愚領之事、無相違馳走申候、委細御使口上相請候間、令省略候、恐々謹言、 十月九日 北条 …
書出 一此度就御弓矢、当郷ニ有之為男程之者、先年之任吉例、桧原谷為御加勢被仰付候、平山右衛門大夫一左右次第、速為男程之者、彼谷へ相集、可走廻候、他所へ於罷越者者、従類共ニ可被処死罪事、 一於桧原相渡普請之儀、是又無ゝ沙汰 …
山鳥・蝋燭到来候、仍干海鼠・海鼠腸遣候、然而諸軍勢悉打着候、諸山手ニ為陣取候、眼前之事、善悪ニ付而可心安候、如顕先書、上州之儀者、沼田一城ニ極候、心ミしかく擬候而者、一向可為無届候、其塩味専一候、普請与くらい物者、此両様 …
掟 一当郷ニ有之者、侍・凡下共ニ廿日可雇候、行之子細有之間、悉弓・鑓・鉄炮何にても得道具を持、何時成共、一左右次第、可罷出事、 一此度若一人成共、隠而不罷出儀、後日聞届次第、当郷之小代官并百姓頭可切頸事、 一惣而為男者ハ …
(別筆) 「謙信公御願書」 輝虎守筋目不致非分事 一関東江年ゝ成動、静謐稼之事茂、上杉憲当東官領与奪、依之相動及挊事、 一信州江成行事、一者小笠原・村上・高梨・須田・井上・嶋津、其外信国之諸士〓[穴+牛]浪、又者輝虎分国 …
就商買儀、徳政・要脚・国役・年記并永代買得田畠・浜野以下之事、雖為或売主闕所或退転、達勝免許之御判形相調遣上者、任其旨、於此方、於末代、不可有相違者也、自然如此免許令破棄、雖申付、聊不可有相違者也、仍状如件、 天文八 三 …
(別紙、異筆)「星名小隼人・松田大隈相備之砌、為後鑑、此条目大隈へ被相渡候」 就越河仕置条々 一明日廿五越河手次、別紙ニ進候、 一小旗之儀者、一手之まとい之間、物主之小旗一本、可被為張候、武具之儀者、何もさせゝらるへく候 …
御書出 一今度大途之依為御弓箭、当根小屋八王子御仕置被仰付候、当郷ニ有之侍・百姓共ニ、為男程之者ハ罷出、可走廻事 一普請之事肝要ニ候、奉行衆如申可走廻事、 一此時候間、於何事も、如御下知可走廻事、 右、御大途御弓箭之儀候 …
芳翰披閲候、抑就当家督、息氏政直之態蒙仰候、殊太刀一腰、紅燭弐百挺、送給候、遠境与云、芳志此事候、何様御礼自是可申届候、就中、上総向久留里取立新地、普請悉出来之間、近日可納人数候、委曲岩本可申候、恐々謹言、 五月九日 氏 …
覚 一百五拾三〆八百文 右分出所、箕輪ニ有之間、相違不可有之者也、 永禄三年 十二月八日 「氏政公御黒印」 清水六郎殿 →小田原市史 史料編 中世2 小田原北条1「北条氏政判物写」(群馬県高崎市 清水一岳所蔵) 覚書。 …