後北条氏、大藤与七に羽柴方来攻に対する備えにつき指示する
定 一来年西表与至于弓矢者、雖若輩候、代ゝ走廻、外国之覚候間、韮山ニ可楯籠事、 一明日早ゝ在所へ帰、廿五日迄致用意、六日ニ打立、廿七日ニ韮山へ移、美濃守可得作意事、 一長浜ニ指置者をハ、先八十人之分、手堅彼地ニ可置候、窺 …
定 一来年西表与至于弓矢者、雖若輩候、代ゝ走廻、外国之覚候間、韮山ニ可楯籠事、 一明日早ゝ在所へ帰、廿五日迄致用意、六日ニ打立、廿七日ニ韮山へ移、美濃守可得作意事、 一長浜ニ指置者をハ、先八十人之分、手堅彼地ニ可置候、窺 …
注進状披見候、一土居之事、不及申候へ共、毎度諸人当意之出来を本ニ致、明日之雑作を忘候間、能ゝ岩付奉行衆ニ可被申付候、殊小わり共ニ候間、一間之内にて人ゝ之手前各別候者、必合目より可崩候、此処奉行之前ニ可有之間、後日無躰ニ崩 …
「(包紙) 氏政公御隠居之時 氏直公江御直ニ御団渡被成時御自筆也」 (小切紙)天正八年庚辰八月十九日、氏直江直ニ相渡者也、仍如件、 天正八年八月十九日 截流斎 →神奈川県史 資料編3「北条氏政証状」(北条文書)
今般佐竹義重向于当表動候処、中務太輔入性節ゝ言上、感悦之至候、当城両三度動、宿城雖取懸候、堅固防戦故、無指儀候て、卯刻令退散候、定可為満足候、殊更昨日其地之相動候処、堅固之備故、早ゝ引染候、肝要御大慶候、此度之模様一ゝ氏 …
官途之事申上候、可有御意得候、謹言、 九月廿五日 (足利義氏花押) 一色中務太輔殿 →神奈川県史 資料編3「足利義氏書状写」(相州文書所収鎌倉郡江嶋下之坊文書)
せんとハ山しろのかミ殿ゆいもつとして、梅のゑ一ふく給候、ひさう申へく候、此たひのしあわせ、なかゝ申事なく候、されともくはうさまよりおほせ付られ、うちしにをとけられ候へハ、御ちうしん申におよはす候、うち政ニおゐても、せひな …
此貝蚫眼前にてこしらへ候、毒ニ有間敷候間進候、参着之上之善悪不知候へ共、飛脚ニ可懸由申付候、恐々謹言、 閏七月廿五日 氏政(花押) 安房守殿 →神奈川県史 資料編3「北条氏政書状」(岡本文書) このアワビは目の前で調理 …
(切紙)改年吉兆不可有尽期候、殊為祝儀白馬并不老丸五種給候、珍重候、仍簀巻三進之候、表一儀計候、余賀重可申述候、恐々謹言、 正月十四日 平氏康(花押) 謹上 豊前山城守殿 →神奈川県史 資料編3「北条氏康書状」(栗田輝永 …
愚身腹中先日之以良薬悉平癒候、公用中養性薬迄用度候間、重而可被御意候、従今朝無之候、五三日者取乱、無音申候、本意之外候、かしく、 豊前山城守殿 氏政 →神奈川県史 資料編3「北条氏政書状案写」(古文書八上) 私の腹中 …
今度彼煩諸医者失行、既不可有存命由存処、貴辺以御療治得験気、平癒候、誠奇妙不浅次第候、於氏政厚恩不知謝所候、仍刀一[正宗]、久令所持不離身候、并黄金卅両、進之候、委細猶助五郎可申候、恐々謹言、 十月十一日 氏政 →神奈川 …