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北条氏政、豊前山城守の治療に感謝して刀と黄金を与える

今度彼煩諸医者失行、既不可有存命由存処、貴辺以御療治得験気、平癒候、誠奇妙不浅次第候、於氏政厚恩不知謝所候、仍刀一[正宗]、久令所持不離身候、并黄金卅両、進之候、委細猶助五郎可申候、恐々謹言、

十月十一日

氏政

→神奈川県史 資料編3「北条氏政書状写」(豊前氏古文書抄)

 この度あの病気で色々な医者が手立てを失い、もう命を永らえることはできないと思っていたところ、あなたの治療で元気になり、回復しました。本当に奇跡として浅からぬ次第です。氏政においては厚い恩として感謝しきれません。そこで、肌身離さず持っていた一刀(正宗)と、黄金3両を進呈します。詳しくはさらに助五郎が申し上げるでしょう。

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