感状

北条氏邦、高岸対馬守が武田氏との戦闘で活躍したことを褒める

今度信玄出張之刻、野伏以下相集、抽走廻之由、諏方部主水助申上候、誠以感悦候、弥向後武具等相嗜、走廻ニ付者、可扶持者也、仍如件、 元亀ニ年 辛未 極月三日 氏邦(花押) 高岸対馬守殿 →戦国遺文 後北条氏編「北条氏邦感状」 北条氏邦、高岸対馬守が武田氏との戦闘で活躍したことを褒める

今川氏真、北条氏政感状に基づき畑彦十郎の川越籠城を褒める

河越籠城中尽粉骨走廻之旨、氏政感状所令披見也、弥可抽戦功之状如件、 永禄四年 四月廿二日 氏真(花押) 畑彦十郎殿 →神奈川県史 資料編3「今川氏真判物」  川越籠城で粉骨を尽くして奔走したこと、氏政の感状を見た。いよい 今川氏真、北条氏政感状に基づき畑彦十郎の川越籠城を褒める

北条氏政、畑彦十郎の軍功を褒め今川氏真に伝えると約束

今度河越籠城之内、尽粉骨被走廻之由、左衛門佐申越候、感悦候、此旨趣氏真へ具可申披候、仍如件、 永禄四年 卯月八日 氏政(花押) 畑彦十郎殿 →神奈川県史 資料編3「北条氏政判物」  今度川越に籠城し、粉骨を尽くして奔走し 北条氏政、畑彦十郎の軍功を褒め今川氏真に伝えると約束

北条氏尭、畑彦十郎の軍功を北条氏政に報告すると約束

武州河越籠城之内走廻、特ニ去正月松山筋伏兵之砌、敵以多勢雖馳向候、旁ゝ尻持被成之故、無相違候、誠以神妙之至候、帰宅之上、氏政江取合可申、為証文、判形進置候者也、仍如件、 永禄四年 辛酉 壬三月廿七日 左衛門佐 氏尭(花押 北条氏尭、畑彦十郎の軍功を北条氏政に報告すると約束

今川義元、天野安芸守が田原攻略で活躍したことを褒める

去五日三州田原本宿へ馳入、松井八郎相談、以見合於門際、同名・親類・同心・被官以下最前ニ入鑓、各粉骨無比類候旨、誠以神妙之至也、殊被官木下藤三・溝口主計助・気多清左衛門突鑓走廻云々、弥可抽軍忠之状如件、 九月廿日 義元(花 今川義元、天野安芸守が田原攻略で活躍したことを褒める

今川義元、幡鎌平四郎が安城・桜井への出撃で活躍したことを褒める

去九月十八日、吉良荒河山在陣之刻、為打廻安城桜井江相動之折節、敵出合相支之処、入馬粉骨無比類之旨、畔田伴十郎申之条、感悦軍功之至也、弥可励忠節者也、仍如件、 天文十八年 十月十五日 義元(花押) 幡鎌平四郎殿 →静岡県史 今川義元、幡鎌平四郎が安城・桜井への出撃で活躍したことを褒める