のぼうの城
不図思いついて、『のぼうの城』(和田竜著・小学館)の文庫版を買ってみた。ミリオンセラーで映画化もされたもので、忍城攻めの話らしい。後北条氏を調べている身だしな、と。何より、帰りの電車で読む本がなかった。こういう時の活字中 …
不図思いついて、『のぼうの城』(和田竜著・小学館)の文庫版を買ってみた。ミリオンセラーで映画化もされたもので、忍城攻めの話らしい。後北条氏を調べている身だしな、と。何より、帰りの電車で読む本がなかった。こういう時の活字中 …
「御竪紙ニテ如左」 権現堂之城掟 一、何之番ニ候共、兼日定置着到之人衆、三日ニ一度ツゝ可被相改、若一騎一人も不足ニ付而者、可有披露、過失を可申付事、 一、当番ゝゝ之物頭、於其家中も、 大途御存之者を可申付、一騎合躰之者、 …
1498(明応7)年、巨大地震が各地のライフラインを破壊した際、東海地方の大名はそれぞれ何歳だったかを列挙してみる。 伊勢家(伊豆国) 宗瑞42歳(黒田説)66歳の可能性もあり 氏綱11歳 今川家(駿河国) 氏親25歳 …
輝虎守筋目不致非分事 一関東江年ゝ成動、致静謐事も、上杉憲政東官領与奪、依之相動及其稼事、 一信州江成行事、第一小笠原・村上・高梨・須田・井上・嶋津、其外信国之諸士〓[穴+牛]道、又者輝虎分国西上州へ武田晴信成妨候、於河 …
重而預脚力候、御書面一ゝ披見申候、 一其表堅固之御備之由、自何肝要存候、 一御状則 御両人殿入御披見■■、御取込ニ而、御返事無之儀者不苦候、幾度 御両殿様へ、其口堅固之備并深沢表之模様御注進肝要候、幾度直書を以、可被御申 …
中公新書で割合気軽に入手できる(寒川旭著・2007年)。考古学のアプローチがメインで描かれており、先史時代から阪神・淡路大震災までを網羅している。液状化の痕跡は縄文時代の遺跡からも出てくるそうで、地割れで引き裂かれた住居 …
地震に関しての個人的体験を、何かの参考になる可能性もあると思い書き留めておく。 関東大震災 これは祖母に聞いた話。1923(大正12)年の9月1日、小田原の酒匂にいたという。たまたま、祖父とともに庭にいたと …
その後色々と判ったことがあるので再び覚書。考古学の地層研究で2009年に色々と動きがあったようだ。地震関連の予算は、2006(平成18)年が中越地震の影響を受けて補正予算がかかっているものの、大体が100億円前後。200 …
史料上の制約から明応地震の文献上の調べは諦めつつあったが、信州大学工学部の『東海沖四大地震の震度分布(明応・宝永・安政東海・東南海地震)』(地震予知連絡会会報35巻)を読んで少し認識が変わった。最初にまとめ部分がある。 …
2月発売の予定が1ヶ月ずれ込んだと月報にあった。ただ、震災で物流が滞っていたようで3月も末日になって本当にようやく入手できた。1547(天文16)~1560(永禄3)年が収録されている。完結編の第3巻は2012年3月刊行 …