我らが共通の友 (上)

ディケンズの小説はどの作品も我が家のように寛げる空間だ。ページをめくると馴染みの顔ぶれがいつも迎えてくれる。世情が騒がしい昨今、どうしても読みたくなって気に入りの3作品からこれを選んだ。 ディケンズが完結させた長編として 我らが共通の友 (上)

織田信長、今川方となった鳴海城主に同心した星崎根上の者の所領没収を命ず

星崎根上之内今度鳴海江同心之もの共跡職、悉為欠所上者、堅可遂糺明者也、仍如件、 天文廿四 二月五日 上総介  信長(花押) 一雲軒 花井右衛門尉兵衛殿 →愛知県史 資料編10「織田信長判物」(徳川美術館所蔵文書)  星崎 織田信長、今川方となった鳴海城主に同心した星崎根上の者の所領没収を命ず

雪の峠

『雪の峠・剣の舞』(岩明均著・KCコミック)は、歴史関係のブログでいくつか取り上げられた名作だ。特に『雪の峠』は佐竹氏に詳しい方も絶賛していたので、書店に少量入荷したという機会に購入してみた。結果からいうと、絶賛は正しい 雪の峠

近衛稙家、朝比奈某に、足利義晴時代の尾張国権益返還合意の履行を打診

雖未申通候、馳走候、抑今度尾州之儀属本意由候、天下之名誉不可如之候、将亦万松院殿御時、治部大輔へ御所望之段、御約束之子細候キ、堅雖被仰置候、近日雪斎毎事令斟酌、不存之由候条、此節馳走可為御祝着候、武命取合肝要候也、謹言、 近衛稙家、朝比奈某に、足利義晴時代の尾張国権益返還合意の履行を打診

足利義輝、近衛稙家に今川家・織田家の停戦継続交渉を依頼する

於参州織田備後守間之事、重不及鉾楯弥属無事、都鄙儀令馳走者可喜入之段、対今川治部大輔遣内書候、無相違様被仰下者可為喜悦候、此等趣、可加意見之旨、彼年寄中被加芳言者可然候、猶聖護院殿可有演説候、恐惶謹言、 六月廿八日 義藤 足利義輝、近衛稙家に今川家・織田家の停戦継続交渉を依頼する

喪神記シリーズ

化野燐著・角川文庫。現在までに2作出ている。私はたまたま2作目から読んでみたが、かなり興ざめなシーンもあった。それぞれ独立してはいるものの、流れとしては1作目から読み進むことが想定されているようだ。対象年齢が若そうだし本 喪神記シリーズ