弘中隆兼、こんに、厳島の戦況を伝え後事を託す
なをゝゝ申候、むめれう人ある事に候、まゝ人体之事ハ、それの御はうたいにて候へく候、かやうに申候とて、きやうてんハあるましく候、申候やうに、ちんちうのならいしか候、まゝ申事候ゝ、こんとの動かるゝとすも■■■神領衆又けいこ三 …
なをゝゝ申候、むめれう人ある事に候、まゝ人体之事ハ、それの御はうたいにて候へく候、かやうに申候とて、きやうてんハあるましく候、申候やうに、ちんちうのならいしか候、まゝ申事候ゝ、こんとの動かるゝとすも■■■神領衆又けいこ三 …
為敵船後巻、数艘令渡海、敵城へ人数差籠成相候、此方警固数依無之、如此之儀、不及是非候、既水手迄堀崩事候、隆兼父子渡海之上者、可立御用事勿論候、然者息女梅〓[米+斤]人事、在之儀候条、当知行之儀者不及申候、御約束地無相違拝 …
今度氏政折角之段申越候、乍父子間之儀、彼所存無拠歟、愚老同意ニ候、雖然、不安一ケ条、一国任置申処、名利共可失本意事如何、輝虎雖過御作意間敷、併以御馳走、上州半国宛被相拘候之様、念願候、就中、今度信玄敗北付而、氏政心中可乗 …
十二日之一札、今十四申刻披見、 一、沼田・吾妻之儀付而、自是も申候キ、 一、人衆者、上下両手ニ千程可有之候歟、自妙音院書立被越候、 一、沼田ニ而もたいの儀者、城不請取間者、自元為如何、自此方貸可有之候、 一、妙音院、明日 …
< blockquote> 拙者父子一人可令上洛旨、御両使御演説之条ゝ、具得心仕候、然者老父氏政可致上洛由申候、年内者雖可為無調候、涯分令支度、極月上旬、爰元可致発足候、委細直ニ可申述候、可然様頼入候、恐々謹言、 …
沼田可渡由有之而、自京都冨田・津田、沼田へ可為参着由候、依之安房守半途へ打出為陣取、自是為請取手、左衛門佐指遣候、 一其方人衆之内、馬・人以下被撰立、能衆弐百余人、自身安房守可為同途、歩者者、何もひやくゑ、馬上者、或袖ほ …
雖無指儀候、商人左近士上洛候間、及一翰候、抑其以来海陸共ニ不合期候条、無音、誠背本意候、勇健ニ御入候哉、旦夕御床敷候、就中関東表之事、逐日氏直令静謐候、路次在自由、今一度遂会面度念望迄候、随而雖不珍候、八丈嶋[黄白]一合 …
出陣以後是非不申届候、手前取乱儀者雖勿論候、背本意候、又兎角不承候、恨入候、然而今度之動、越国表迄、如思召候之条、定可為大慶候、将又鷹証本草之抜書ニ候、遣之候、委細ニ仮名・点被付可給候、次任珍事、鮭三尺遣之候、賞味可為祝 …
御免棟別何茂一返被仰付候、然者其方御手前其外役人寺方何も被指置、惣次ニ候へ共、重而三浦備後守方御承にて、何茂可相破之由候処、備後守方ヘ子細被仰分、其上同心河口方を以、古槇平三郎方へ被仰届断相済候間、向後惣国相破候共、如先 …
急度染■■■[一筆候]、■■[仍而]敵地内通之族如申越者、於其■■■■[地謀叛之]輩就有之、其地へ成揺之由候、城内之用心不可有由断候、自然三十六人衆之内、謀叛之輩可有之歟、不審ニ候、高野被相談、用心等可被入于念候、為其越 …