史材

今川氏真、本間兵衛五郎が福島氏反乱を鎮圧した功を賞す

遠江国山名郡石野小野田村之事 右、今度福島彦次郎構逆心、各親類・同心以下令同意処、存代々奉公之忠信、最前馳参之条、甚以粉骨之至也、因茲当知行如前々不可有相違、併遠江国中紺掻役事、除近年朝比奈左京亮所務分宛行畢、但、於有闕 今川氏真、本間兵衛五郎が福島氏反乱を鎮圧した功を賞す

伊勢神宮の遷宮実績表

近年仮殿当職執行 一高宮  自今川殿造進、永正十八年十二月遷宮、大永改元事 一土宮  自京都、丙戌年六月セんくう、 一月読宮 今川殿ヨリ天文六十月三日遷宮、        内宮別宮仮殿、同前、 一風宮 甲斐武田殿ヨリ天文 伊勢神宮の遷宮実績表

今川氏真、岩瀬雅楽介の三河錯乱時の忠誠を褒める

就今度三州錯乱、為各雖令逆心、不准自余、於牛窪抽奉公、殊城米令取替、并塩硝鉛百斤城下入置之由、朝比奈摂津守言上、神妙也、然而去年吉田雑説之時分、天慮方へ依令内通、彼城于今堅固之儀、是又忠節也、因茲一所於何方茂、見合可宛行 今川氏真、岩瀬雅楽介の三河錯乱時の忠誠を褒める

今川氏真、天野安芸守に不慮の事態を告げ城の防御を固めることを命じる

今度不慮之儀出来、無是非候、然者当城之儀、堅固申付之由喜悦候、軈而可出馬候、猶三浦内匠助可申候、謹言 五月廿五日 氏真(花押) 天野安芸守殿 →豊明市史「今川氏真書状」(天野文書)  この度思いがけない事態が発生しました 今川氏真、天野安芸守に不慮の事態を告げ城の防御を固めることを命じる