鰯の頭
「オカルトを信じる?」 ある日知人に質問された。雑談の中のさり気ない一言だったが、何ともいえない違和感を感じたので、ちょっと考えてみた。 オカルトとは、出来事の原因を心霊現象で説明する方法だ。では心霊現象は何かというと、 …
「オカルトを信じる?」 ある日知人に質問された。雑談の中のさり気ない一言だったが、何ともいえない違和感を感じたので、ちょっと考えてみた。 オカルトとは、出来事の原因を心霊現象で説明する方法だ。では心霊現象は何かというと、 …
ちょっと偉そうなことを書いてみる。 論文を書いた訳でも著作を世に問うた訳でもない、それどころか史学を学んだこともない身では無謀だと思うが、ネットの片隅ででも指摘しておきたい。 結論ありきの仮説を思いついて、「これなら色々 …
武家と商家の関連について、手が空く限り調べてみたのだが、そのテーマでの一般書は見当たらなかった。『日本商人の源流』という古い書籍では、中世の大規模なキャラバンには多数の護衛が従属していたと紹介している。この辺りから、武家 …
当サイトのコンタクトフォームが、2011(平成23)年6月10日以降誤作動しておりました。お問い合わせいただいた内容は消失しております。本日11時に修復して現在動作していることは確認しました。 この間ご連絡いただいたとい …
不図思いついたことがあり、大変興味を持って頭の中で思考を進めていったのだが、これが予想外に惚れ惚れとする美しい仮説に育っていった。何れは1次史料と引き合わせて検証する必要があるだろうが、従来の私の史観を大きく変更する内容 …
『「城取り」の軍事学』(西股総生・学研)を読んで興味を持ったので、伊豆国鎌田城について検討してみたい。本書は現在の城郭論の到達点を判りやすく要約しており、また実地に基づいた考証は書架から離れない私のような文献中毒にはとて …
『敗者の日本史10 小田原合戦と北条氏』(黒田基樹著・吉川弘文館2013)について、もう1点指摘する。 景勝は武田氏旧臣の遠山丹波守(もと右馬助、元来は北条氏家臣の小幡勘解由左衛門尉)に対して沼田在城を承認し、信濃八幡( …
『敗者の日本史10 小田原合戦と北条氏』(黒田基樹著・吉川弘文館2013)に、興味深い記述があった。 さらに名胡桃の地については、先の割譲の際に、百姓屋敷のみとなっていたはずであり、城郭は存在しなくなっていたこと【同書1 …
武田信虎追放の原因について、約束手形不履行を家臣たちが糾弾したからではないかと検討してみた。これは今川義元にも当てはまるかも知れない。 義元は、自身の家督継承時から後北条氏に奪われたままだった河東郡の奪還を企図していた。 …
武田信虎の国外追放の要因を考えてみたが、拡張が止まった途端に不満が噴出するという事情の裏側には、知行の分配を巡る矛盾がひそんでいたと結論付けることが可能だと思う。同時代史料の『塩山向岳禅庵小年代記』にある「信虎平生悪逆無 …