寄進状

松平信忠の娘しんさう、たいよに三河国下仁木の田地を寄進する

きしん申候したち、下仁木ふるかわふんはなけのた二たん、三郎殿に申、たうほの御ためにきしん申候、かのしたにおき候て、永代きしん申候間、申事あるましく候、そのためニ一ふてまいらせ候、 しんさう(黒印) 御つかいちん一郎殿 て 松平信忠の娘しんさう、たいよに三河国下仁木の田地を寄進する

松平広忠、父道甫の十三回忌供養として、三河国大樹寺に田畠を寄進する

道甫十三廻為孝養、御寺近所ニ候以真如寺領内参十貫目、永代寄進候、従此内公方年貢、大門築田方へ従御寺弐貫五百五十文可有御納所候、但依其年躰、けんミ可為次第候、田畠小日記別紙有之、作人者誰々雖○被官、被召放、御寺之可為御計候 松平広忠、父道甫の十三回忌供養として、三河国大樹寺に田畠を寄進する