きしん申候したち、下仁木ふるかわふんはなけのた二たん、三郎殿に申、たうほの御ためにきしん申候、かのしたにおき候て、永代きしん申候間、申事あるましく候、そのためニ一ふてまいらせ候、
しんさう(黒印)
御つかいちん一郎殿
てんふん十一年[ミつのへとら]九月廿日
たいよ まいる
→愛知県史 資料編10「しんさう寄進状」(大樹寺文書)
寄進いたしました下地、下仁木古川分『はなけ』の田2反ですが、三郎殿に申し上げて、道甫のために寄進いたします。あの下地においては永代寄進いたしますので、異議はありませんように。そのために一筆お出しします。