北条氏邦、某に、夜間の拠点防衛を指示する
只今注進之処、自信濃、すつは共五百ほと参、其地可乗取之由、申来候、昼夜共ニ能ゝ可用心候、きてゝゝ江何時も、宵あかつき夜明番、肝要ニ候、何時も一番九ツと之間あけ出、此用心尤ニ候、只今さむ時ニ候間、月夜ならては、しのひはつく …
只今注進之処、自信濃、すつは共五百ほと参、其地可乗取之由、申来候、昼夜共ニ能ゝ可用心候、きてゝゝ江何時も、宵あかつき夜明番、肝要ニ候、何時も一番九ツと之間あけ出、此用心尤ニ候、只今さむ時ニ候間、月夜ならては、しのひはつく …
御札披見、殊ニ三種給置候、誠以畏悦此事候、今度東口之儀者不及申、北国表迄御行、定而可為御満足候、然而先段御屋敷分之事、急度被御聞届、自拙者可申上由、内大思召候者、自内大御札一通可給候、涯分御取成可申候、遅々候而ハ、弥可有 …
御札祝着候、余無御心元候故、自是申達候キ、河尻参着者、可有御披見候、 一、陣庭堅固、先肝要候、対陣迄ニ候、抑一城道中ニ有之さへ、依所不被通ハ常之習候、一万之遠州衆在陣候を、縦廻路少ゝ自由候共、可押上之勝利、我ゝハ一切不及 …
[折紙]内ゝ自是可申入之由存刻預使者候、御書面一ゝ得心申候、此度小諸長ゝ御在城、昼夜之御苦労更難申尽候、於愚存者御苦労之段、朝暮雖覚悟候、手前之事候間、以使さへ不申入候、背本意候、番所大道寺被相渡、当陣江御移者、満足候、 …
就当国出馬、来札披見候、此表仕置如存分申付候、為如何此度無参陣候哉、不審候、仍獵燭到来、祝着候、恐ゝ謹言、 七月廿日 氏直(花押) 富岡六郎四郎殿 →戦国遺文 後北条氏編2378「北条氏直書状写」(富岡家古文書) 天正 …
治部少輔存命不定ニ相煩由候、只今境ヒ目ニ候間、於江城可養性候、彼番頭ニ定置候間、此状明日八日可為参着候、九日ニ必其地ハ打立、十日ニ関宿へ可打着候、定テ煩珍重ノ由候間、番渡彼是ノ儀、無届ノ儀可有之候、治部少輔同心・被官相談 …
今度一戦敵三千余討捕、歓喜更難尽紙面候、殊氏直独立之出馬得大利、子孫長久歴然ニ候、就中従最前被走廻、父子共ニ敵被討捕由、誠ニ心地好大慶候、委細幸田口上ニ附与候、随而一箪一合■候、恐ゝ謹言、 八月廿四日 氏政(花押) 垪 …
此度御祈念頼入候処、今迄之儀者存侭ニ候、然ニ来春ハ唐口之御動、我ゝも罷立候間、御本尊其元ニ被指置、弥御祈念頼入候、猶様子山角治部大輔可申入候、恐ゝ謹言、 八月廿四日 見性斎 氏直(花押) 高室院 玉床下 →小田原市史20 …
態令啓上候、其以来御無音罷過候之間、内ゝ以愚札可申宣候之処、往還不自在付而遅延、不意御無沙汰被申候、然者今度長ゝ留守中無怠慢御精誠之由其聞ヘ候、単ニ御祈念故拙者不及申家中各無異儀候、殊当口御動之様子者甲州号若御子地ニ被立 …
十八日敵退散之注進状、昨廿日夜中到来候、敵至■退散者、陸奥守相談、彼作意次第早ゝ帰陣尤候、帰陣ニ付而者、万端自是可申遣候、恐ゝ謹言、 五月廿一日 氏政(花押) 酒井伯耆守殿 →戦国遺文 後北条氏編 2070「北条氏政書状 …