思いつき

ピクウィック・クラブ 中巻

 サム・ウェラーの調子が上がりっ放しになってきた中巻は、その前段階では行き当たりばったりだったストーリーが少し形作られていくような展開。サムのほか、ウィンクルも恋模様を見せ始める。スノッドグラースは上巻で既に恋愛モードに ピクウィック・クラブ 中巻

ピクウィック・クラブ 上巻

 ディケンズ最初の長編。この連載小説が始まって世界は大衆小説を知ることとなったという伝説の作品だが、実は1回しか読んでいない。何故なら読みづらかったから。セルバンテスの『ドン・キホーテ』ほど古い文体ではないものの、後のデ ピクウィック・クラブ 上巻

経過告知01:直接史料の収束と兵員数検証史料の提示について

 いよいよ『桶狭間』を巡る資料の掲載もひと段落といったところである。今川氏関係の史料はほぼ網羅できたことと思う。後北条氏・甲斐武田氏の史料も揃っている。惜しむらくは西側からの史料が薄い点だ。合戦の当事者である織田氏史料が 経過告知01:直接史料の収束と兵員数検証史料の提示について

二都物語 下巻

 読了して改めて思ったが、日本ではこの作品がディケンズの代表作になっているのが不思議だ。解説の中野好夫も書いているが、後期作品の割には『ご都合主義』に凝り固まっている感じ。マダム・ドファルジュの最期しかり、クランチャーの 二都物語 下巻

ニ都物語 上巻

 何故か書棚からなくなっていたので、改めて買い直して読んでいる。これが2度目になるが、最初に読んでから10年以上経過しているので初読に近い。  フランス革命に巻き込まれたドクトル・マネットが中心になるが、今回は『モンテ・ ニ都物語 上巻

骨董屋 下巻

 ディケンズの長編としては、比較的短い作品ではあるが……かなり読み足りない感じがあった。キットが冤罪を晴らしてネルに会いに行くくだりはそれなりに追い込みが感じられて楽しかったのだが、オリバー・ツイストのほうが迫力はあった 骨董屋 下巻

骨董屋 上巻

 ちくま文庫、北川悌二訳。この作品は結構苦手で、一読はしているがその後3回ほど読みかけで放置していた。ネルへの感情移入ができないので、現在でも読んでいてしんどい。ネルは自業自得だと思ってしまう。恐らく、私には「肉親のため 骨董屋 上巻