[懸紙ウハ書]「西郷監物殿 氏真」
就今度錯乱、各雖令逆心、自最前懸河ヘ相越、無二令奉公之儀、太以神妙也、於本意之上、可加相当之扶助、弥可抽忠功者也、仍如件、
永禄十一年 十二月廿八日
氏真(花押影)
西郷監物丞殿
→戦国遺文 今川氏編2223「今川氏真感状写」(東京大学史料編纂所架蔵諸家文書所収西郷木工所蔵文書)
この度の騒動について、各々が反逆したのですが、最前より掛川へやって来て、無二に奉公していること。大いに神妙である。本意の上は相応しい扶助を加えましょう。ますます忠功にぬきんでるように。