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徳川家康、本多豊後守を呼び出す

 尚々其方うたかい申事、神分ゝゝ無御座候、

御状談拝見申候、仍此地へ御越可有候、談合可申候、其方覧よく御入候由、祝着にて候、御出待入申候、恐々謹言、

八月廿一日

 家康御書判

  小坂井より 蔵人

豊後殿 返事

→戦国遺文 今川氏編2OO5「松平家康書状写」(国立公文書館所蔵譜牒餘録前編巻三十三)

永禄7年に比定。6年説もあり。

 お手紙を拝見しました。さて、この地へお越しいただき相談しましょう。あなたの『覧』がよくお入りとのこと、祝着です。お出でをお待ちしております。

 追記:なおなお、あなたを疑うことは、神にかけてもございません。

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