覚
一人衆改之事、
一猶普請等之事、
[付、人衆引分而も、自由ニ為可召仕候、]
一向西上州、越衆可為出張由、安房守注進候事、
[付、口上、]
以上
三月十一日
「貼紙(「調」朱印)」
小幡兵衛尉殿
→小田原市史2043「北条氏直覚書写」(東京都目黒区 尊経閣所蔵小幡文書)
天正18年に比定。
覚え書き。一、部隊の人員を検査すること。一、さらに普請などのこと(部隊を分割することも自由に行なうべきでしょう)。一、西上野国に向かって越後衆が出撃してきたと、安房守が報告してきましたこと。その他は口上にて。以上。