字之儀承候、進之候、又夜前さい藤書付披見、心地好専要候、又何方之押ニ候哉、昨日の所ならハ、昨日の松山与上州衆あかり候高山と、其間往覆の道ニなわしろ共多候キ、うちはを入こね候由、尤候、乍次申候、
以上
「(ウワ書)房 截」
→小田原市史2240「北条氏政書状」(神奈川県横浜市 県立文化資料館所蔵小幡文書)
天正8年以降に比定。
字のことは承知しました。進呈します。また、夜の前に斎藤の書付を拝見しました。心地よく、また大切なことです。また、どちらから出撃するのでしょうか。昨日の所ならば、昨日松山・上州の部隊が上がった高山と、そちらの間を行き来する道に苗代が多くありました。打ち入ってこね回すというのがもっともです。ついでながら申し上げます。