乍恐啓上候、 抑就 神宮御造営萱米之儀、従作所殿以各代御申候、然者御国之儀、御馳走候者、御神忠可目出候、我等茂急度可罷下候間、致程候、御礼可申上候、可得御意候、恐惶謹言、

六月吉日

末■(花押)

謹上朝比奈左京亮殿

参人々御中

→戦国遺文今川氏編「某末繁カ書状(切紙)」(伊勢松木文書)

1559(永禄2)年に比定。

恐れながら申上げます。神宮造営のための萱米のことですが、作所殿からそれぞれの取り次ぎ経由で申し込まれています。そこでお国のことで仲介者として奔走してくれるならば、その神忠はめでたいものです。私も急に下向してきたので、役が終わったらお礼を申し上げます。御意を得られますように。

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