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今川義元、松井貞宗の在陣を慰労する

其地在陣昼夜辛労無是非候、時分柄雖可為迷惑候、両国安危此時候間、各被相談一途遂本意候者快然候、猶々如水魚互談合肝要候、委細岡部次郎衛門尉可申届候、恐々謹言、

閏六月朔日

義元(花押)

松井兵庫助殿

→静岡県史 資料編7「今川義元書状」(臨済寺文書)

1539(天文8)年に比定。

 そちらの在陣、昼夜のご苦労は是非もありません。時節柄大変なこととは思いますが、両国の興亡は今にかかっていますので、それぞれ打ち合わせを密にされ本意を遂げられたら嬉しいことです。さらにまた、水魚の交わりのような談合が肝心です。詳しくは岡部次郎衛門尉が申し届けます。

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