天文十二
八廿日
就 禁裏様御修理之儀、日野町殿御下向、 御内書頂戴忝畏入奉存候、則鳥目五万疋調進仕候、可然之様取成所仰候、恐々謹言、
七月廿三日
治部大輔義元
謹上 大舘左衛門佐殿
→戦国遺文 今川氏編「今川義元書状写」(国立国会図書館所蔵古簡雑簒巻十一)
1543(天文12)年に比定。
禁裏のご修理のこと。日野町殿(資将)が下向されて、御内書をかたじけなく恐れ入りながら頂戴いたしました。つきましては現金5万疋(500貫文)を準備して進呈します。しかるべくお執り成しをお願いします。