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しんさう、浄海坊に、浅井藤七郎からの案件に関して指示を出す

 返々われゝゝいさゝかもふさた申候ましく候、いかさまふとのほり候て、よろつ申うけ候へく候、くわしくハけいそうへかたりまいらせ候、

文給候、ことに御ちや給候、めてたくゆ■ゐ入まいらせ候、

一 あさいとう七郎やまの申事のよしうけ給候、道かんのとうゑつさまの御はん候ハゝ、とかくの申事候ハあさましく候、そのよしおかさきへも申候、そなたにて返事候へく候、かしく、

(ウワ書)「(切封墨引)上かいハうへ まいる
御返事申給へ ふちより しんさう」

→愛知県史 資料編10「しんさう書状」(大樹寺文書)

 返す返すも私はご無沙汰するつもりはありませんでした。いつでも気軽に伺って、何でもお聞きしましょう。詳しくは『けいそう』へ言いつけました。
 お手紙いただきました。特にいただいたお茶は、嬉しく淹れました。一、浅井藤七郎が言ってきた山の件は承りました。道幹の道閲様の判形があるならば、とやかく反論するのは浅ましいことです。そのことは岡崎へも申しています。あなたから返事をお願いします。

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