「たうの仏供まい」(端書裏)
大しゆ寺たうのほんそんふつくまい、ならひニはんしゆのほいたうふんの事、せんきよく心さしとしてきしんのうへ、いつかたよりもいらんわつらいあるましく候、返々かのしたち、すこしも申事候ハゝ、此ふミをさきとして、申たて候へく候、
大蔵(花押)
(黒印)しんさう
大しゆ寺しとうへ まいる
→愛知県史 資料編10「しんさう書状」(大樹寺文書)
堂の仏供米。大樹寺堂の本尊仏供米並びに『はんしゅ』陪堂分のこと、先局志しとして寄進の上、どこからであっても異議はないように。返す返すも、あの下地について少しでも異議があれば、この文を証拠に反論するように。