就尾州矢止儀、人質同心感悦処、信長乱入儀驚入候、雖然尚以参洛之事対尾張守申遣之間、最前之筋目無相違様令馳走者可為神妙、猶信恵可申候也、

閏八月廿六日

(足利義秋花押)

→愛知県史 資料編11「足利義秋御内書」(名古屋市博物館所蔵文書)

1566(永禄9)年に比定。

 尾張国の停戦のこと。人質をとって同意し喜んでいたところ、信長が乱入して驚いています。そうはいってもさらに上洛のことを尾張守に指示していますので、直前に決めたように相違なく奔走するのが神妙でしょう。更に信恵が申します。

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