今度当城楯籠、可走廻之由候、尤神妙候、走廻之処、至于分明者、本意之上、又ゝ望之処一所、可遣者也、仍如件、
永禄四年
三月十日
氏政(花押)
小畑源太郎殿

→小田原市史 資料編470「北条氏政判物写」(諸氏家蔵文書)

 この度当城に立てこもって、奔走してくれたとのこと。とても神妙です。奔走の内容を明らかにして、本意の上で望みの一所を進呈しましょう。

甲府市史に異説が掲載されている。同一文章・日付だが花押を武田晴信としている。また「文言に若干の疑問が残る」としている。

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