去五日辰刻御合戦之様体、具御注進披露申候、御手負以下注進状ニ先被加御判候、追感状可有御申候、急候間早々申候、恐々謹言、
九月十日
雪斎
崇孚(花押)
尚々松井殿其方取分御粉骨之由、自諸手被申候、雖毎度之儀候、御高名之至候、
天野安芸守殿
御報
→静岡県史資料編7 「太原崇孚書状」(天野文書)
1547(天文16)年に比定。
去る5日辰刻(08時)の合戦の様子について、詳細にご注進して披露しました。負傷された方々のリストに承認印をいただきました。追って感状が下されるでしょう。取り急ぎご連絡します。
更に更に、松井殿とあなたが攻撃で粉骨されたと、諸隊から報告がありました。いつものこととはいえ、ご高名の至りです。