感状写

去廿四日、引間口於孫妻河端一戦時、最前合鑓蒙鉄炮疵段感悦之至也、弥向後可走廻之状如件、 永禄七年 三月二日 　上総介 大村弥兵衛殿 →戦国遺文 今川氏編1970「今川氏真感状写」（御家中諸士先祖書） 　去る24日、引間口 … 今川氏真、大村高信が引間口孫妻河端で活躍し鉄砲で負傷したことを賞す

去九日、至大代口松平蔵人取懸之処、各走廻、敵数多討捕候、殊自身粉骨之旨、雖不始于今感悦候、弥無由断用心等肝要候、謹言、 十一月十三日 　氏真判 奥平監物丞殿 →戦国遺文 今川氏編1880「今川氏真感状写」(東京大学総合図 … 今川氏真、奥平監物丞に、大代口で自身が活躍した功を賞す

去九日、至大代口松平蔵人取懸之割、被官人林与右衛門尉走廻、本田八蔵討捕之旨、太以神妙也、弥可抽戦功之由、可申聞之状如件、 永禄五年 十一月十三日 　氏真判 奥平監物丞殿 →戦国遺文 今川氏編1879「今川氏真感状写」(東 … 今川氏真、奥平監物丞に、大代口で被官人林氏が活躍した功を賞す

去九日、至大代口松平蔵人取懸之割、被官人三日月甚五郎走廻、竹尾新次郎討捕之由、尤神妙也、弥可励戦忠之旨可申聞之状如件、 永禄五年 十一月十三日 　氏真判 奥平監物丞殿 →戦国遺文 今川氏編1878「今川氏真感状写」(東京 … 今川氏真、奥平監物丞に、大代口での被官人三日月氏の功を賞す

[懸紙ウハ書カ]「千賀　上総介」 去九月廿九日於三州八幡一戦之刻、尽粉骨鈴一[朝岡]討捕之、殊其以後無比類相動、牛助討死、太以感悦也、至于向後、弥可励忠功之状如件、 永禄五年 十一月十三日 　上総介(花押影) 千賀 →戦 … 今川氏真、千賀氏に、八幡合戦での功を賞す

一去九月廿九日於三州八幡一戦之刻、頸一本田弥次左衛門与被官中村令合討之段感悦也、弥可励忠功戦忠之旨可申聞状如件、 永禄五年 十一月十三日 　上総助書判 牧野八太夫殿 →戦国遺文 今川氏編1876「今川氏真感状写」(東京大 … 今川氏真、牧野八太夫に、八幡合戦で被官中村が活躍した功を賞す

[懸紙ウハ書]「牧野右馬允殿　氏真」 去九月廿九日於三州八幡及一戦、頸一稲垣平衛門尉小者被官人近藤小四郎令合討之由神妙云々、弥可抽戦功之可申聞之状如件、 永禄五年 十一月十三日 　氏真(花押影) 牧野右馬允殿 →戦国遺文 … 今川氏真、牧野右馬允に、八幡合戦で稲垣氏の小者と近藤小四郎が手柄を取った功を賞す

[懸紙ウハ書]「牧野右馬允殿　氏真」 去九月廿九日於三州八幡合戦之時、被官人稲垣平衛門尉別而走廻、頸一討捕之由、太以感悦也、弥可抽戦忠之旨可申聞之状如件、 永禄五年 十一月十三日 　氏真(花押影) 牧野右馬允殿 →戦国遺 … 今川氏真、牧野右馬允に、八幡合戦時の稲垣平左衛門尉の活躍を賞す

一去廿二日之夜、■州大塚之城以一身之籌策乗取之、殊被疵別而竭粉骨之旨、太以感悦也、弥可抽軍忠之状如件、 九月廿八日 　上総介書判 牧野八太夫殿 →戦国遺文 今川氏編「今川氏真感状写」(東京大学史料編纂所架蔵三川古文書) … 今川氏真、牧野八太夫の大塚城乗っ取りを賞す

去十月、於嶋田取出城、自身粉骨并同名被官人等、無比類御動、其上各乗崩、頭二討捕、此外切捨数多有之由、甚以感悦也、然者同名助次郎与黒谷半六者、相討之段神妙也、同兵藤五郎大夫頭一討捕之旨、是又無比類、弥可抽忠功之旨、可申付之 … 今川氏真、奥平監物に、嶋田砦での活躍を賞す