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北条氏直、林右馬助に、恩賞を約す

今度西国衆就於出張、別而可走廻由、肝要候、本意之上、於上州駿州両国之間、一所可遣候、弥可被抽粉骨候、仍如件、

天正十八年[庚寅] 六月朔日

 氏直(花押)

林右馬助殿

→小田原市史 小田原北条2 2070「北条氏直判物」(林文書)

 この度西国衆が侵攻したことで、格別に活躍されるとのこと、大切です。本意となった際は、上野国・駿河国のどちらかで1つ知行を遣わします。ますます粉骨にぬきんでますように。

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