愛知県に購入を申し込んでいた『愛知県史資料編14』が手元に入った。7月上旬には段取りはついていたのだが、諸事慌しく大幅に遅れてしまった。
内容をざっと見たところ、『戦国遺文 今川氏編』にもなかった氏真感状や、緒川・刈谷に言及した義元書状などがあって参考になった。「これは」という史料は随時アップしていく予定。
主な目的だった「菩提心院日覚書状」は長文なので、信秀に言及した部分のみの抜粋を上げようと考えている。軽く読んだ限りでは、三河国の情報源は鵜殿氏のようだ。鵜殿氏が帰依していた蒲郡の長存寺は、この書状が伝来した越後国本成寺(法華宗陣門流)の末寺であるから、その関係だろう。
未だ図書館にも出回っていないものなので、確認したいことがあれば気軽にお尋ねを。