廿六日之一札、同申刻到来候、垪和かたへ被申越筋目、尤ニ存候、就中、御煩故今日無参府候哉、如露先書、三郎送衆物主間、無日数候条、此方ヘ御越御無用候、委細進藤口上ニ可申候、恐々謹言、
三月廿六日
氏政(花押)
源三殿
→小田原市史951「北条氏政書状」(根津嘉一郎氏所蔵文書)
1569(永禄12)年に比定。
26日の書状が同日申刻(16時頃)到着しました。垪和の方へお伝えになった筋目はもっともなことです。とりわけ、ご病気のために今日は参府がないのでしょうか。先の書状で書いたように、三郎を送る衆の物主で日数がありませんから、こちらへのお越しは無用です。詳細は進藤が口頭で申すでしょう。