去年西郡払退候段為忠節之条、任訴訟之旨、御油并みとの郷、同陣夫四人永扶助畢、猶西三河本意之上、一所可扶助、守此旨、弥可励忠功之状如件、
永禄六発亥 十二月廿六日

 上総介(花押影)

戸田弥三殿

→戦国遺文 今川氏編1950「今川氏真判物写」(東京大学史料編纂所架蔵伯耆志)

 去る年西郡を撤退する過程で忠節をなしましたので、希望する内容のままに御油と『みと』の郷、その陣夫4人を末永く扶助する。さらに西三河が本意となった上で1箇所を扶助するだろう。この旨を守り、ますます忠功に励むように。

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