[切紙]三挺 鉄炮

三張 弓

十本 鑓

四人 歩者

 已上廿人

右、小諸為当番、大道寺駿河守指置候、依之上州衆指添候、大切之番候間、右之員数一人無不足、同名衆同心衆之内覚之衆を以、可相勤候、何も記交名可指上、番帳ニ可留置候、於小諸走廻様ハ、何分ニも城代候間、大道寺如申可走廻段、指越物主候、堅ゝ可申付者也、仍如件、

[虎朱印]霜月五日

 倉賀野淡路守殿

→戦国遺文 後北条氏編2441「北条家朱印状」(大阪城天守閣所蔵宇津木文書)

天正10年に比定。

 3張、弓。10本、槍。4人、歩者。以上20人。右は、小諸の当番として、大道寺駿河守にお預けします。これにより上州衆を指し添えます。大事な番ですから、右の員数に1人も不足なく、一族・郎党のうち腕に覚えのある者たちによって勤めますよう。全員の名簿を提出し、番帳に控えて下さい。小諸においての活躍は、なにぶん城代ですから大道寺の指示に従って活躍なさるよう、物主を派遣して手堅く指揮なさるように。

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