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何せうぞ くすんで

漸く手が空く目途が立ってきた。来期予算の可否で部署の面々とその家族の1年の生活が変わるだけに、毎年苦しむ。

そんな折は戦国の小領主に思いを馳せる。私の場合、どんなに失敗しても死者は出ない。それでも部下が増える度にプレッシャーが相乗的に高くなっていく。上杉と後北条に挟まれ、とにかく被害を最小限に抑えた関東諸将は偉いと改めて思う。日和見野郎と蔑まれ、捨て駒として放置されたり梯子を外されて外交上行き場をなくしたりしながら、領域を守り続けた。捨て駒・梯子外しは現代でも健在で、ほんの少しだがその苦労が判る気がする。色々と大変な時期だが、先人に負けないように発奮せねば。

コメント 2

  • なんともなやのう‥‥
    お気に入りの木原敏恵さんのマンガで頻繁に使われていて、大好きな歌です。
    厭世的な意味合いかと思っていたら、現世を思い切り生きようみたいなものだったらしいですね。
    今年も日本は(世界も)大変そう。一期は夢よ、ただ狂いましょうぞ。

    • コメントありがとうございます。ご指摘の通りで、今年はから元気でもいいので発奮したいものです。

      「此頃都ニハヤル物」で始まった時代が、更に混沌となっていく様を閑吟集に編む時、宗長は何を思ったのか。時折思い巡らせたりしています。

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