屋敷へ敵取懸候処、堅固遂防戦、敵十五人打取験、津久井迄指越由、忠節無比類候、此度之間、弥尽粉骨、可走廻候、本意之上、随望可致褒美者也、仍如件、

三月十二日

(北条氏康花押)

小田野とのへ

→「北条氏康判物写」(佐野家蔵文書)

 屋敷に敵が攻撃をかけてきたところを堅固に防戦。敵15人を討ち取った証拠を津久井まで送ったとのことで、忠節は比類がありません。引き続き本件では、ますます粉骨を尽くして活躍して下さい。本意を遂げたなら、望むままに褒美をするでしょう。

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