雑説・錯乱・逆心

 『雑説(ぞうせつ)』は、「取り留めのない噂」というのが本来の意味。ただし、世情を反映して戦国期の例だと「不穏な噂・騒動」という扱いが多い。
 『錯乱』は雑説が更に進展して、誰の目にも騒ぎになっている状態を指すことが多い。また、多くは戦闘の発生を伴うことが多い。本来は自陣営だった地域が、敵とも味方ともつかぬ混乱に陥った場合にも用いる。
 『逆心』になると明確で、裏切り行為がはっきりすると使われる。自陣営から敵対陣営に身を投じる場合が多い。『返忠』は、逆心の反対となり、敵対陣営から自陣営に属すことを指す。

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