去五月七日牧野右馬允富永在番之刻、敵相動之処、右馬允自身令刀切、并始平右衛門各無比類尽粉骨之旨、太神妙也、弥可抽忠功之状如件、

永禄五

 八月八日

氏真(花押)

稲垣平右衛門尉

→愛知県史 資料編11「今川氏真感状」(牧野文書)

 去る5月7日、牧野右馬允が富永に在番した際、敵が出撃したところ、右馬允自身が刀をとった。同時に平右衛門を始めとして比類なく奮闘したことは、とても神妙である。いよいよ忠功にぬきんでるように。

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