館林之下ニ舟橋為懸、急用之間、諸道具各申付候ヘ共、猶不足候、誠乍御無心之儀、不顧思慮申届候、五日之■■相調奉行ニ渡給候者、可為喜悦候、恐々謹言、
十月六日
氏康(花押)
野田殿
→戦国遺文 後北条氏編 「北条氏康書状」(野田家文書)
1561(永禄4)年に比定。
館林の下(南?)に舟橋を懸架して下さい。急用なので、諸道具の用意を各自に指示しましたが、まだ足りません。本当に無心のこととなりますが、思慮を顧みずお願いします。5日(以内?)に調達して奉行に渡していただけるなら、とても嬉しく思います。