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飯富昌景、理性院に返信して秋の出陣次第で処遇が決まることを伝える

追而、五明被送下候、令拝領候、

貴札拝読、令得其意候、両寺之事、晴信為申聞候処、如被申者、当秋信国之残賊退治、速就達本意者、不可存異儀旨候、乍恐御分別肝要奉存候趣、可得尊意候、恐惶敬白、

閏六月十九日

昌景(花押)

進上 理性院

貴報

→戦国遺文 武田氏編1 「飯富昌景副状」(飯田市・文永寺文書)

お手紙拝読して、意図を把握しました。両寺のことを晴信に申し聞かせたところ、この秋に信濃国に残った敵を退治し、速やかに本意を達成できたらなら異存はないとのことでした。恐れながらご分別が大切だと思われます。ご理解いただけますよう。
追伸:五明をお送りいただき、拝領しました。

閏6月は1558(永禄元)年。

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