善導寺へ清水左京亮きしん下地之事
合八百五十文め
坪石とう三百文め
同三ツ池五百五十文め
代末本そんへきしんいたし候、然者無ゑん所之儀之事候間、落居申事候ハゝ可如何有候と子細被申候、若何時清水左京亮前相違之儀候ハゝ従此方之きしんたるへく候、仍為後日一筆如件
天文廿壱年壬子三月八日
信元朱印
善導寺へ
→新編東浦町誌「水野信元判物」
善導寺に清水左京亮が寄進した土地について。『石とう』の地所300文、『三ツ池』の地所150文、合計850文。寄進いたしました。無縁(アジール)の場所なので、失うことがあるようなら伺いを立て、詳細を申し出るようにして下さい。もし清水左京亮に手違いがあるようでしたら、こちらから寄進するようにします。後日のため、このように一筆したためました。