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武田晴信、幡竜斎に駿府滞在の労をねぎらう

翰札披読、長々其府滞留御辛労察入候、対氏真無等閑趣被申述、同氏真同意被聞届候者、早々御帰国簡要候、恐々謹言、

六月廿三日

信玄

幡竜斎

→戦国遺文 武田氏編「武田信玄書状」(内閣文庫所蔵「諸州古文書」四上」)

 お手紙読みました。駿府に長逗留され、色々ご心労だと推察します。氏真に対して等閑にすることはないと申し述べられ、氏真も承諾したことをご報告いただいたからには、早々にご帰国することが肝要です。

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