[折紙]此度於度ゝ走廻由、自入道殿蒙仰候、誠無比類候、其地御本意、程有之間敷之間、弥可被抽武勇所、専肝候、恐ゝ謹言、

 氏邦(花押)

岸大学助殿

→戦国遺文 後北条氏編2530「北条氏邦書状」(岸文書)

花押から天正11年に比定。

 この度は度々奔走なさったとのこと、入道殿より仰せをこうむりました。本当に比類のないことです。あの地が意のままになるのは程近いことでしょうから、ますます武勇にぬきんでられますのが、大切なことです。

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