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武田晴信、遠山三郎兵衛入道に戦況を説明する

如来意、去秋大嶋越候砌、可遂面談之由存候処、不例故無其儀候、無念候、仍近日氏康為合力関東へ出馬候間、岩付家中弥堅固之異見肝要候、猶飯富源四郎可申候、恐々謹言、

十月廿九日

信玄(花押)

遠山三郎兵衛入道殿

→神奈川県史「武田晴信書状」(塩原加久吉氏所蔵文書)

1562(永禄5)年に比定。

 来意のように、去る秋に大嶋へ行った際、直接お会いするとのことでしたが、病気で叶いませんでした。無念です。近日は氏康に協力して出馬しますので、岩付(岩村?)の家中をますます堅固にするよう意見することが肝要です。さらに飯富源四郎が申し上げます。

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