高林源兵衛狼藉之砌、屋鋪に相移、其上被官人討死手負数多出来、捨身命存忠節候、太以神妙也、依之、新井喜六郎其方可令與力候、陣番等可為相勤之候、恐々、

永禄三

五月六日

氏真(花押)

神原三郎左衛門殿

→神奈川県史

 高林源兵衛が狼藉に及んだ際、屋敷に乗り込み、その上被官に死傷者を多数出しました。命がけで忠節を示したことは、とても素晴らしいことです。このことを受けて、新井喜六郎をあなたの与力とします。陣番などを勤めさせて下さい。

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